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クアオルト健康ウオーキングについて

ドイツのクアオルト(療養地・健康保養地)で治療として利用されている
「気候性地形療法®(野山の傾斜地+冷気と風の活用)」の手法を用い、
日本の気候に適合させたウオーキングが「クアオルト健康ウオーキング」です。

歩くときのポイント

キーワードは『冷たくさらさら』『頑張らない』

気候性地形療法は、個人の状態に応じた無理のない歩行が基本です。自分の体力にあわせて歩く速さを調整します。
 

●体表面を「やや冷える」と感じるように
歩行中、主観的な感覚で「やや冷える」(体表面温度を平均2度程度下げる、左下表の温冷感覚で-1)と感じるように、袖をまくったり首元を開けるなどして衣服を調整します。時々腕に触れ、歩行中も汗が蒸発して「冷たくさらさら」な状態の肌を保ちましょう。

キーワードは『冷たくさらさら』『頑張らない』

●頑張らないで歩くことができるスピード

初はゆっくり、慣れてきたら、ウオーキングの途中(上り道)で心拍数を計測し、以下を目安にして歩く速さを調整しましょう。
運動に慣れていない人…「160-年齢」
運動を常にしている人…「180-年齢」
下り道は、心拍数にとらわれず、けがをしないように無理をせずに歩きましょう。

※血圧降下剤を服用している人は、心拍数の目安を、目標心拍数の80%~90%に減じましょう。

●心拍数の計測方法

(1)心拍と近似の手首等の脈拍で計測し、比較して、歩く速さを調節しましょう。
計測地点(認定コースには案内板あり)に到着したらすぐに、脈拍数を計測
(2)15秒間計測し、4倍して1分間の脈拍数を算出
例)50歳の人の目標心拍数▶ 160-50=110
15秒で25だった場合▶ 25×4=100
目標心拍数と比較して
多 い → 歩くスピードをゆっくりに
少ない → 歩くスピードをあげる、おしゃべりしながら歩く、腕振りを大きくするなど運動負荷を上げる

クアオルト健康ウオーキングの品質担保について

 高齢者を含め、参加者の安全を最優先するために、クアオルト健康ウオーキングのコース認定とガイド講習を厳格にしています。

※3 蔵王テラポイト ※4 クアオルトテラポイト
「気候性地形療法」を取り入れたクアオルト健康ウオーキングでは、ドイツと同様に、気候性地形療法や運動生理学、温泉療法や医学的な研修を受け、知識や技能を習得し試験に合格したガイドが案内をします。日本において、気候性地形療法によるウオーキングを先導する上記の専任ガイドを「蔵王テラポイト(上山市認定)」「クアオルトテラポイト(2016.6.30より日本クアオルト研究所認定開始)」と呼んでいます。双方のテラポイトは、同一のカリキュラムで同一の品質で養成されますが、上山市では蔵王テラポイトのみがガイドすることになっています。
ちなみに「テラポイト」はドイツ語で、療法士(セラピスト)の意味になります。

 

※5 クアの道(健康の道)
「クアの道」は、健康の道として、ドイツのクアオルト(健康保養地)で実施されている、気候性地形療法コースの基準を踏襲し、日本の自然環境や気候、路面の傾斜や変化、安全対策などを具備した、クアオルト健康ウオーキングの専用コースです。
クアの道の認定は、ドイツで気候性地形療法を研究し、気候性地形療法を見出したミュンヒェン大学アンゲラ・シュー教授の指導を得て、学術的に気候性地形療法のコース調査を実施できる人材は、日本クアオルト研究機構 事務局長、日本クアオルト研究所 所長の小関信行博士のみです。
クアの道は、極力、ドイツの気候性地形療法コースに準じて調査設計して設定し、認定しているものです。日本では、青森市浅虫温泉、山形県天童市、同県西川町、石川県珠洲市、岐阜県白川村、大分県由布市などに設定されており、年々増えています。

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